
アドヤマン県のキャフタ市に位置するネムルート山にはコンマゲネ王国のアンティオコス王の墓を含む古墳ならびにいくつかの巨像があり、1987年にユネスコ世界遺産として認定されました。ネムルート山は古代アナトリアの最も壮大な礼拝の場所のひとつでした。

記述によると、アンティオコスは記念墓をつくり、石でできた古墳を墓の上につくり、古墳の3隅にテラスをつくりました。それらのテラスは東・西ならびに北テラスとして知られています。東と西のテラスにて巨像、碑ならびにレリーフがあります。5つの像はそれぞれ神や女神、アンティオコスを表現しています。これらは東・西両方のテラスに同じ順序で配置されています。像はそれぞれの重さが7-8トンある石のかたまりからできています。頭の部分が地上に落ちた形で転がっています。

また地上の権力の象徴ライオンや天国の権力の象徴である鷲の像もあります。東テラスは神々のギャラリー、先祖のギャラリーならびに祭壇から構成されています。西テラスは似たような感じで作られていますが、もっとよく保存されています。北テラスは東と西のテラスの間の通り道として使われていました。そこは砂岩壁で囲まれていました。東と西のテラスのうしろには、ギリシア文字で書かれた237行の記述があります。その記述は主にアンティオコスの意志により書かれたカルト集団のしきたりや儀式についてかかれたものです。

ネムルート山はまた日の出と日の入りのきれいな場所としても有名で、観光客に人気があります。
